高崎駅の少年たち 2月27日(土) [日記]
昨日の夜も19時30分から高崎駅に立ちました。
埼玉のIさんから託された「クッキー」と私はいつもの「ミニクロワッサン」を持って待機です。 いつもの土曜日なら、チラホラ見かける時間なのに、昨日もとうとう一人も見かけることはありませんでした。
埼玉のIさんは40年前の元非行少年。今は埼玉に住み、非行少年の立ち直り支援の団体を自ら立ち上げ、仲間と共に活動しています。
昨年の11月に東京の「あめあがりの会」(非行と向き合う親たちの会)で出会いました。例会の時に高崎駅で毎週土曜日に立っていることを話したら、「私も一緒に立って良いですか」と声をかけてくれました。私が「パン」を持って立っていることを知ったIさんは、福祉施設にお願いをしてクッキーを焼いてもらい持ってきてくれます。
自分が少年院にいた時に、たまに配られる「甘いお菓子」。
お金にしたらたった¥100くらいのものだけど、 それを自由に食べれないくやしさと、たまにしか食べられない甘いお菓子の味が忘れられなかったそうです。Iさんの思春期の思い出の味なんでしょう。
私がミニクロワッサンを用意しているのは、夏のころ少年たちのグループに見かけない中学生が加わりました。少し話を聞いたら、あまり家にも帰っていないとのこと。その時たまたま持っていたミニクロワッサンを美味しそうに食べてくれました。
その時から毎回用意をするようになりまました。
昨日も寒い夜でしたが、少し春が近い感じもしました。外のベンチに10分くらい座っていられるようになったのです。卒業と旅立ちのの季節ですね。 今日も良い日になりますように。
※「からっ風」 2016年3月 例会のお知らせです。
●2016年3月13日(日)13:30~16:30
高崎市中央公民館(高崎市末広町)にてお待ちしております。
事前の申し込みなどは必要ありません。
世話人 内山平蔵
メールでの非行相談もお受けしております。
uchiyama.heizou@gmail.com